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妊活にも効く!お灸のツボ

お灸とは、古くは古代中国から、またはそれ以前にも別の地方で行われていたという説もあります。
日本には仏教伝来と共に伝わり、江戸時代には民間で大流行しました。
モグサと呼ばれるヨモギの葉を乾燥して作られたものをツボの上にのせ、そこに火をつけて間接的に温めていきます。
昔は有痕灸といって、わざと強い熱刺激を与えて火傷を作る治療法もありましたが、最近ではほとんどが無痕灸というもっと弱めの温熱刺激によるものとなっています。
心地よい温かさでツボを刺激し、該当部分の血流をよくしてあげる働きがあります。
また、ヨモギの葉が燃える際の独特な芳香は鼻にも心地よく、アロマと同じようなリラックス効果も期待出来ます。

それでは、妊活に効果的なお灸のツボにはどんなものがあるのでしょうか?
お灸のツボは身体のあらゆる場所に存在します。
子宮周りの血行を良くしたり、子宮そのものに働きかけてくれるツボもあれば、婦人科系の諸症状に幅広く効果をもたらしてくれる、いわゆる万能ツボもあります。
自分の症状や不妊の程度に合わせ、幾つかのツボを選ぶと良いですね。
鍼灸院を利用するのも良いですし、家庭で行えるせんねん灸といったものを使う方法もあります。
ここでは、特に有名なツボを幾つか紹介していきたいと思います。
まず、手の平のほぼ真ん中に位置する労宮(ろうきゅう)です。
子宝の灸とも呼ばれ、婦人科系の諸症状からくるストレスを軽減させてくれる働きがあります。
大陵(だいりょう)と呼ばれる表手首の中央に位置するツボは、自律神経に働きかけ、調節してくれる効果が見られます。
お腹のへそ部分から、親指の幅で1本半下がった部分には気海(きかい)があります。
こちらも子宝の灸であり、元気や精力の源になる、という意味合いからこの名前がつけられています。

お灸の心地よい刺激は、忙しい妊活生活の癒しにもなるかもしれません。
特に疲れを自覚した場合は、試してみる価値はありますね。